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大きく成功をおさめたときも、けっして彼女をないがしろにすることはありません。

男を伸ばす愛し方ができる女は、必ず自分自身も幸せになれる。 これはいつの時代も変わらない、恋愛のゴールデンルールです。
よく、「女性は男性を追いかけさせるべきだ」という恋愛論があります。 そのためのひとつの方法として、「好きでもそれを悟られないようにする」とか、「思わせぶりな行動をとり、誘われてもあいまいな返事をしてじらす」という戦法がすすめられていますが、はっきりいってこれは誰にでも通用するものではありません。
たしかに男性には狩猟本能があります。 そして、20代から30歳前後までの結婚前の男性が相手であれば、じらしのテクニックも時として有効にはたらくでしよう。
しかし、45歳ぐらいを過ぎた男性には、心理をみんな見抜かれます。 本当は気があることも、追いかけさせたいと思っていることもバレてしまいます。
そのぐらいの年代なら妻子のいる男も多いし、逆に遊ばれてしまう可能性も大です。 私ぐらいの年代でそういう女性に出会うと、「おやおや、バカなことをしているなあ」と思います。
裏をかくことさえバカバカしくなるものです。 女を追いかけ回して幸せになった男はいないというのが私の持論です。
こういう男は、有名な文学作品でもこれでもかというくらい描かれています。 「カルメン」のドン・ホセにしても、「マノン・レスコー」のグリユーにしても、思い通りにならないヒロインに惚れ込んで追いかけ、さんざん翻弄されたあげくすべてを失うという悲劇の結末を迎えています。
でも、本物の男は女性を自分のほうに引き寄せることができるので、自分にろくに好意も示さないような相手を追いかけたりはしません。 彼らはそういう場面よりも、愛する女性のために獲物をとるとき、すなわち大きな仕事や課題に取り組むときにこそ狩猟本能を発揮します。

女性のほうだって、自分を追いかけることで男性がクタクタになり、仕事で失敗したりするよりも、自分の愛情で元気づけられた男が、はりきって稼いできてくれたほうがずっといいでしょう。 そして、追う追わないは別にして、男がいつまでも興味をひかれる女性とは「自分」をもった女性です。

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